ノーマ学院。
今日は、ここで皆の思惑を秘め、待ちわびた体育祭の当日である。
開会式。
校長「・・・・・・本日、無事に晴天を迎える事ができました。
これは皆さんの・・・・・・」
ざわざわ・・・・・・。
アルバート「・・・・・・校長の挨拶を聞いてる人が少ないな」
エシュター「まぁ、校長の挨拶をマジメに聞いてても何もないからね」
ガゼル「Zzzzzz・・・・・・」
ガゼルは、グラウンドの上で眠り転がっていた。
エシュター「・・・・・・すごいね、グラウンドで横になって寝られるなんて・・・・・・」
シーナ「エ、エシュター君・・・・・・」
エシュター「ん? 何?」
シーナ「あれ・・・・・・」
シーナが指をさした方向では、なにやら騒動が起こっている様だ。
エシュター「あれって確か・・・・・・」
ナイラーザ「私は優勝など興味が無いと言ってるんだ」
セト「だからって適当にやらなくてもいいでしょう!」
ナイラーザ「では、私の分は君が出ればいいだろう」
セト「なっ! そういう訳にはいきません!
みんなで何に出るかを決めたわけですから・・・・・・」
ナイラーザ「なら、別の人に代わりに出てもらうさ」
セト「ちゃんと話を聞いてください!」
校長「・・・・・・」
競技1:短距離走(100m)
セルリア「えーと、短距離走に出場するのは、
シーナさん、レイシーさん、ガゼルくんね」
ガゼル「よっしゃあ! がんばってくるぜ!!」
レイシー「えぇー、いきなり短距離走? なんかやる気が出ないなー」
マユトカゲ「おねーさん、なんで短距離走に出るのー?」
レイシー「もちろん、楽そうだからよ」
エシュター「・・・・・・」
シーナ「行ってくるね」
エシュター「・・・・・・うん、がんばってね・・・・・・」
実況「いよいよ始まります、ノーマ学院体育祭第一種目!
短距離走です!!」
エシュター「実況は、剣闘大会の時と同じ人だね。
なんで、体育祭まで実況するんだろう・・・・・・?」
アルバート「きっと仕事が少ないからだろう。
剣闘大会等の大きな大会だけでは仕事の
依頼はなかなか無さそうだからな」
実況「おぉーと、アルバート選手!
痛いところを突いて来ましたぁー!!」
エシュター「そんな事実況するなぁー!
って、聞こえてたのかぁぁぁー!!」
アルバート「実は、以外に強者だったりするのかもな」
実況「選手の入場です!」
エシュター「始まったね」
実況「第一走者が位置につきました!」
魔導先生「位置についてー、よーい・・・・・・、ドン!」
実況「選手一斉にスタートしました!」
タッタッタッタ!
実況「おおっと! シーナ選手、速い! 速い! ゴール!!」
エシュター「シーナって、あんなに速かったんだ・・・・・・」
アルバート「以外だな」
実況「続いて、第二レースに参ります。
各選手位置につきました」
魔導先生「位置についてー・・・・・・」
マユトカゲ「ぽろり・・・・・・。(マユゲが落ちた)」
レイシー「あ?」
魔導先生「よーい・・・・・・、ドン!」
実況「各選手、一斉に・・・・・・あれ?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・。
レイシー「誰だぁー! マユゲ取った奴!?」
生徒達「ひぇー!!」
アルバート「・・・・・・怖いな」
エシュター「・・・・・・うん」
実況「おぉっと! レイシー選手の怒り顔を見て各選手、
恐怖で凍り付いてしまったー!!」
スレイン「はははー! 今のうちだ」
実況「おおっとー! スレイン選手、1人ゴールに向かっております!!
その手には人形のマユゲのような物を持っております!!」
レイシー「なに!?」
スレイン「あぁー、ばれてしまったよ。(ゴール目前)」
ドダダダダダダダダ!!
エシュター「速っ!」
実況「レイシー選手! 猛烈な勢いでスレイン選手に迫ったぁー!!」
スレイン「え?」
ぐっしゃあ!
実況「なんと! レイシー選手、スレイン選手を大地に押し付けてゴール!!
腰が抜けて動けなくなった選手達は、次のレースのため、失格となります」
エシュター「失格者の人数が凄いね・・・・・・。
ところであれ、生きてるのかなぁ・・・・・・?」
アルバート「体が明らかに埋まっているな。 あれでは助からんだろう。
それはそうと、1着を2つも確保しているな」
エシュター「ガゼルも1位ならパーフェクトだね」
実況「グラウンド整備を致しますのでしばらくお待ちください」
時は過ぎ、午前の種目が終了し、昼休みに入ろうとしていた・・・・・・。
エシュター「・・・・・・ふぅ、疲れた」
アルバート「まだ、午後もあるのだぞ。
大丈夫か?」
エシュター「なんとか大丈夫だね・・・・・・」
アルバート「しかし、見事だな」
ガゼル「負けっぷりだけはな」
―午前の競技の回想―
競技1:短距離走(第三レース)
実況「お待たせしました!
いよいよ第三レースが始まります!」
ガゼル「(・・・・・・なんか、二人が1位を取ってるから俺も
1位取らないといけない気がするな・・・・・・。
・・・・・・つっーか、2人とも速すぎだな。
とりあえず、がんばるか)」
ガタガタ「・・・・・・ガタガタ」
ガゼル「(おっ、少なくてもコイツには勝てるな)」
魔導工学の先生(以下、魔導先生)「位置についてー、よーい・・・・・・」
ガタガタ「ガタガタガタガタガタガタ」
ガゼル「(ん? なんか、地面が少し揺れているような・・・・・・?)」
魔導先生「ドン!」
実況「さぁ、レースが開始されました!」
タッタッタッタッタ。
実況「現在のトップはガゼル選手!
このまま逃げ切れるか!?」
ガゼル「よっしゃー余裕だぜ!」
ガタガタ「ガタガタガタ・・・・・・ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!」
ガゼル「うわ!」
実況「おぉーっと! ガゼル選手、地震でバランスを崩して転んだー!!」
さらに、揺れは激しくなった!!
生徒達「わー!
キャー!
マンボー!
うわぁぁぁ!
ウっ!(げろげろー・・・・・・)」
実況「なんと、ガゼル選手が転倒してる間に、ガタガタ選手!
今、ゴォォォール!!」
競技2:玉入れ
エシュター「ムリ! 絶対勝てないよ!!」
ガゼル「5対20で、既に人数差が大きすぎるな・・・・・・」
結果、見事負けましたw
競技3:1500m走
いきなり結果、惨敗w
エシュター「ダメでした」
アルバート「あのガタガタ男、物理学部の秘密兵器かも知れんな。
見たところ、これまでの種目全てに出場しているからな」
エシュター「玉入れの時も、ピンチになると揺らしていたからね・・・・・・。
揺れるたびに、シーナが大変な事になってるのはもう、
言うまでも無いね・・・・・・」
競技4:100mリレー
結果、不戦敗。
エシュター「アンカーのシーナが、トイレから戻って来なかったからだね・・・・・・」
アルバート「よっぽど、揺れが効いたらしいな」
競技5:ローハイド
エシュター「そういえば、ローハイドって何?」
セルリア「ローハイドはね、騎馬を作って、上の人がロープで括られたボールを
振り回してターゲットを台の上から落とす競技よ。
えーと、出場するのは、エシュター君、ガゼル君、
アルバート君、レイシーさんね」
アルバート「さて、誰を上にするんだ?」
レイシー「あたしが上!」
ガゼル「軽い奴の方がいいんじゃねぇのか?」
レイシー「あたしが上!」
アルバート「じゃあ、エシュターか」
レイシー「あたしが上って言ってるんじゃ、ゴルァー!!」
エシュター「・・・・・・僕は別に下でも構わないよ」
セルリア「騎馬が1つしか作れないから、8往復頑張ってね」
エシュター「・・・・・・」
結果、やっぱり負けました。
エシュター「ゼェ、ゼェ、ゼェ・・・・・・」
アルバート「はぁ、はぁ、きつかったな・・・・・・はぁ、はぁ・・・・・・」
レイシー「あたしは全然平気だけど」
ガゼル「あんた、上でボール振り回してただけだろー!」
競技6:綱引き
結果、あっさりと負けました。
エシュター「・・・・・・やる前から人数差で負けるのは、目に見えてたね・・・・・・」
と、こんな感じで負けまくりましたとさ。
エシュター「そういえば、シーナは戻ってきてないの?」
アルバート「たぶん、医務室にでも行ったんじゃないか?」
ガゼル「とりあえずメシ喰おうぜ」
エシュター「・・・・・・うん」
体育祭の昼休み。
エシュター達は昼食をとるために校舎に向かっていたのだが・・・・・・。
エシュター「ぶへっ!?」
ガゼル「(ぶへって・・・・・・)
どうしたんだ? エシュター」
エシュターは目の前の何も無いハズの空間をコンコンと叩いている。
エシュター「なんか、見えない壁みたいな物があるみたいだけど・・・・・・」
アルバート「ムッ? これは・・・・・・絶対領域!?」
ガゼル「A○フィールドか!?」
エシュター「絶対違うぅぅぅー!!」
アルバート「それはそうと、これは一体なんだろうな?」
エシュター「・・・・・・あ、何か聞こえる・・・・・・」
それは、校舎内からだった。
医学先生「準備が整いました。
今日も電波神様に祈りをささげましょう」
信者達「あ゙ぁぁぁ〜」
テレス「ピーガー! ピーガー!!」
信者達「ゔぁぁぁ〜」
エシュター「・・・・・・」
ガゼル「ピーガー!」
アルバート「ピーガー!!」
エシュター「ぎゃあぁぁぁ!
再発&感染してるぅぅぅぅぅー!!」
アルバート「ピーガー! ピーガー!!(送信中)」
信者達「ピーガー! ピーガッ・・・・・・、BoooM!!」
エシュター「って、アルバート!
何送信したんだぁぁぁぁぁー!?」
テレス「BoooooooooooooooooooooooM!!」
ガゼル「プツッ! ツー、ツー、ツー・・・・・・」
エシュター「・・・・・・。 あれ、見えない壁が消えたみたいだね。
とりあえず、2人を中に連れて行くか・・・・・・」
エシュターは、2人を引きずって校舎に入っていった。
校舎内には、アルバートの電波を受信して息絶えた信者達が無数に転がっていたが、
エシュターは彼らを無視して真っ直ぐ医務室へと向かった。
エシュター「失礼しまーす」
中では、ベットの上で寝転がっているシーナ以外、誰も居なかった。
シーナ「あ、エシュターくん」
エシュター「あ、シーナ。 大丈夫?」
シーナ「うん。 ところで、どうしたの?」
エシュター「いやぁ、この2人が気を失ったんで、
とりあえず医務室に連れてきたんだ・・・・・・」
シーナ「一体何があったの・・・・・・?」
エシュター「えーと、アルバートが電波を送信して、
受信したガゼルの回線が切れた・・・・・・でいいのかなぁ?」
シーナ「(電波って・・・・・・)
ふ、ふーん・・・・・・。 大変だね」
エシュター「ところでシーナ、これから昼食を取ろうと思うんだけど一緒に来るかい?」
シーナ「あ、うん」
エシュターは、ガゼルとアルバートをベッドに寝かすと、シーナと共に医務室を後にした。
シーナ「エ、エシュターくん・・・・・・」
シーナは廊下に転がってる人々に驚いた。
エシュター「・・・・・・彼らもアルバートの電波を受信した被害者だね・・・・・・」
シーナ「(アルバートくん、何を送信したのかな・・・・・・?)」
テレス「しゃあーーーーーーーーーーーーーー」
エシュター「・・・・・・ん?
テレスが何かを目から・・・・・・ワァァァァァーヲォォォォォ!!」
シーナ「ウブクヘァ!!(げろげろー)」
テレスは目から壁に向けて画像を投影していた。
たぶん、アルバートが送信した内容だと思われる。
エシュター「って、なんで僕とアルバートが裸で(以下閲覧削除)」
・・・・・・お食事中の皆様、真にスミマセンでした。
エシュター「・・・・・・食欲が一気に無くなったけど、
食べないと体力が持たないから、とりあえず食堂に行こう・・・・・・」
シーナ「・・・・・・う、・・・・・・うん。(ゲッソリ)」
食堂。
不気味にも昼休みだというのに、そこには誰もいなかった・・・・・・。
エシュター「・・・・・・あれ? 何で誰もいないんだろ?」
シーナ「表には休止中の看板も無かったみたいだけど・・・・・・」
エシュター「とりあえず、おばちゃんを呼んでみるか。
おばちゃーん!」
すると、食堂の奥から、料理を持って教頭が現れた!!
教頭「えしゅた〜くぅ〜ん!
今日のお昼御飯は、私の手作りよ〜(はぁと)」
エシュター「!?」
シーナ「(・・・・・・やっぱり、台詞と顔が全然合ってない。 あ?)」
シーナがふとゴミ箱に目をやると、ゴミ箱の中から
食堂のおばちゃんと生徒達の足らしき物が生えていた。
シーナ「(すごい、手料理を食べてもらうためにそこまでするなんて・・・・・・)」
妙なところに関心するシーナであった。
教頭「(ムッ? エシュター以外にもう1人いるが、まぁいいか)」
エシュター「(や、やばい・・・・・・。
一体どうすれば・・・・・・)」
フクロウ「少年よ、ここはひとつ、我の力を使うが良い」
エシュター「(フクロウさん、なにかいい方法があるの?)」
フクロウ「我の力で、あの男の次の行動を予測、および見切るといい」
エシュター「(うん、やってみるよ)」
教頭「(奴め、私をジロジロと見て・・・・・・、
私に惚れ直したか・・・・・・?)」
エシュターが逃げようとする時の教頭の予測行動:
竜王の舞(命中率85.6%程度、合計威力558程度)
エシュター「(逃げれなぁぁぁーい!!)」
シーナ「(エシュターくん、大丈夫かなぁ?
放心はしてないみたいだけど・・・・・・)」
フクロウ「・・・・・・ここはひとつ、あの男の手料理を食べてみるのもひとつの手であろう」
エシュター「(何が入ってるかわからないんスけど・・・・・・)」
フクロウ「あの男は少年のことを慕ってるようであるから、毒の心配は無いと思うぞ」
エシュター「(う〜ん・・・・・・。 しかたない、食べてみますか)
・・・・・・で、では、ありがたく頂きます」
シーナ「(やっぱり、この状況だから食べるのね)
・・・・・・えぇーと、私は邪魔者みたいなので、失礼します」
シーナはそう言って、食堂から出て行った。
エシュター「(シーナ、教頭と二人っきりにするなんて・・・・・・。
教頭が乱心する前にどうにかして僕も脱出しないとマズイなぁ・・・・・・)」
エシュターが考えてる間に教頭は料理を並び終えた。
エシュター「(ん? 意外とおいしそうだぞ)では、頂きます」
モグモグモグ・・・・・・。
エシュター「(うん、見た目だけじゃなく味も美味しいぞ)
パクパクパク・・・・・・。
エシュター「あ、あれ・・・・・・? なんだか体が・・・・・・」
教頭「やっと、購買部で買った小麦粉が効いてきたか」
エシュター「えぇぇぇぇぇー!?
小麦粉って、あの小麦粉ぉぉぉぉぉー!?」
教頭「何!? あの小麦粉を知っているという事は・・・・・・、
誰かに使ったのか!?」
エシュター「えぇと、まぁ・・・・・・。 ぺっふーん」
教頭「誰だ!? 一体誰に・・・・・・、と、小麦粉が完全に効いてきたのか。
これ以上は聞けそうに無いな。
とりあえず、私の手でその相手を成敗してくれる!!」
そう言って、教頭は食堂を出て行った。
エシュター「はっふ〜ん! あっふぅ〜ん!!」
少ししてからスレインが食堂に入ってきた。
スレイン「あ、あれはエシュター君ではないか」
エシュター「のひゃひゃひゃひゃ!」
スレイン「・・・・・・なんか、いつもの彼じゃないなぁ。
このまま見てるのもアレだし、医務室にでも連れてってやるか・・・・・・」
しばらくして・・・・・・。
エシュター「うぅ〜ん・・・・・・、あれ? 何で僕は医務室に居るんだ?」
フクロウ「あの男の料理を食べておかしくなった後、
伏せ字の人がここまで運んでくれたのだが」
エシュター「え、スレインが? 彼が僕にこんな行為をするなんて珍しいね・・・・・・」
フクロウ「助けてもらっておいてその言い草はないかと思うのだが」
エシュター「って言うか、凄いね。
スレイン、あの状態で生きてたのか・・・・・・」
フクロウ「それどころか、さっき見たときは無傷のようだったが」
エシュター「まさか、彼もトーテム持ちなのかな・・・・・・?」
フクロウ「我には、そのような感じは受けなかったが・・・・・・」
エシュター「そういえば、ガゼルやアルバートがいないね」
フクロウ「少年が運ばれてくる前にはもういなかったぞ」
エシュター「・・・・・・。 あ、フクロウさん。 今の時間わかる?」
フクロウ「もうそろそろ昼休みが終わる頃だと思うが」
エシュター「そっか、ありがとう。 じゃあ、グラウンドに行こう」
こうして、エシュターは再び戦地(グラウンド)に向かうのだった・・・・・・。
エシュターは、グラウンドの応援席に戻る途中、
先生達がなにやら話をしているのを見つけたのだった。
魔導先生「うーん、困りましたねぇ」
エシュター「何かあったんですか?」
魔導先生「ん、君は・・・・・・?
丁度良い、君にも関係があることなので、話を聞いてくれないかい」
エシュター「え?」
物理先生「実は、教頭先生が『エシュター・クレイトンの家に行ってくる!!』と
言い残して失踪されたのだ」
エシュター「うっそーん!?」
セルリア「それと、ガゼル君も行方をくらましたらしいのよ」
エシュター「・・・・・・ガゼルが? そういえば、アルバートは?」
セルリア「アルバート君なら、応援席で弁当を食べていたわよ」
エシュター「・・・・・・へぇ。(アルバートは無事なんだ・・・・・・)」
魔導先生「で、一度家に戻って教頭先生がいないかどうか見てきてくれないかい?」
エシュター「(いたら、いたで恐いんスけど・・・・・・)
まぁ、一度見に行ってきます・・・・・・」
セルリア「できるだけ早く戻ってきてね」
エシュター「はい」
こうしてエシュターは一度、家に戻ることになった。
その頃、応援席では・・・・・・。
アルバート「ガツガツガツガツガツガツ・・・・・・。 おかわり!」
商人「まだ喰うんかい? ホンマ腹壊すで・・・・・・。
ほい、おかわりどうぞ」
シーナ「(凄い・・・・・・。 これで、13個目・・・・・・)」
商人「まぁ、ウチは儲かるから別にかまへんけどね」
アルバート「モッシャモッシャモッシャ・・・・・・。
そういえば、もうすぐで昼休みが終わるというのに、
エシュターは何をやってるんだ?
ガゼルの奴も行方をくらませたと聞くし・・・・・・」
シーナ「(ガゼル君の件は、アルバート君が原因なんじゃ・・・・・・?)」
商人「1、10、100・・・・・・。(お金を数えている)」
レイシー「あ、先生」
セルリア「皆いるわね? さっき、エシュター君が教頭先生を探しに・・・・・・」
アルバート「なに!? エシュターが教頭と駆け落ちしただと!?
おのれ! そんな事、この俺が許さぁぁぁーん!!」
セルリア「あ、違うのよ。 アルバートくーん・・・・・・」
アルバートの耳にはセルリア先生の声は届かず、凄い勢いで学院から出て行った・・・・・・。
マユトカゲ「おねーさん、あれが愛の力なんだねー」
レイシー「そうみたいねー」
シーナ「違うと思う・・・・・・」
セルリア「どうしよう、アルバート君までどこかに行っちゃったわね・・・・・・。
次のリレー、どうしましょう・・・・・・?」
レイシー「せんせー、私にいい考えがありまーす」
競技7:リレー
実況の人(以下、実況)「いよいよ、体育祭午後の最初の種目、リレーが始まります!」
物理先生「位置について、よーい・・・・・・、ドン!」
実況「競技が開始されました! 現在のトップはアッシュ選手!
続いてセト選手が後を追う!!」
セト「ピーガー! ピーガー!! えしゅザー! マテー!!」
レイシー「何あれ・・・・・・。 電波・・・・・・?(現在3位)」
実況「セト選手、一気にアッシュ選手に迫る!」
セト「ゔぁぁぁぁぁー! ザザたー!!」
アッシュ「何か危機を感じるね・・・・・・」
ガシッ! バタ!
実況「おぉーと、セト選手! アッシュ選手の肩をつかんだかと思うと、
バランスを崩し、アッシュ選手を巻き込んで転んだー!!」
セト「ハッ!? ここは・・・・・・?」
レイシー「おっ先ー!」
実況「その隙にレイシー選手が抜いたー!
そしてバトンがシーナ選手に渡されましたー!!」
シーナ「本当にアレでいいのかなぁ・・・・・・?」
実況「シーナ選手、どんどん引き離していく!」
その頃、エシュターは・・・・・・。
エシュター「おじさーん、いるー?」
店は開けっ放しだが誰もいる気配がしなかった・・・・・・。
エシュター「あれ? おじさん、店をほったらかして、
どこかに行ったのかなぁ・・・・・・。 ん?」
エシュターは、足元に落ちていた何かの木片を拾った。
エシュター「これって、まさか木刀の・・・・・・?
ひょっとして、おじさんは今頃、食堂のゴミ箱の中なのか・・・・・・?
行き違いになったのかぁぁぁー!?」
エシュターは店を閉めて学院に戻るのであった。
続く・・・・・・。
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